【青森】そして恐山から出てきたモーリー
2009年9月18日 02:38
恐山の電波遮蔽(しゃへい)能力に負けて、モーリーはいさぎよく硫黄がほのかに香るお寺の宿望で一夜を過ごしました。お経を唱えて精進料理を食べ、夜10時には消灯。 何かが夢まくらに立ったため、モーリーは午前4時前、まだ丑三つを過ぎていない時刻に目が覚め、ヨガを開始。外出が許可される5時を数分回ったタイミングで外出し、夜明け前の賽(さい)の河原を徘徊と撮影しました。
(youtube動画はコチラ)
地獄といえども、ここはチベットのような峻厳でかつ汚れた、死と生の入り交じった鳥葬の世界ではありません。日本的で柔和な、緑と水とそよ風に包まれた白木のお棺が、ゆらゆらと硫黄の煙に誘導されながら三途の川に浮かんで行く、やさしい再生への道筋でした。ダライ・ラマの密教ではなく、アニメ「一休さん」の声優が語るみ仏の教えです。
しかしそのゆったりとした地獄をめぐり、硫黄で酸性に変質した湖を見つめた後で朝の勤行に参加したモーリーは、きわめて日本的でほのかな回向を感じたのでした。岩にしみ入る蝉の声、祇園精舎の鐘の音、JR東日本の販売機からポンと飛び出るおいしい水のように声明が心にしみ込んでいきました。 またいつ次の横殴りの風で吹き飛ばされるかはわからない。けど、とりあえずこれまでのことは、すべてありがとう。磨かれました、おかげさまで。これからもよろしくお願いします。その心の動きと同時にアンテナが立ち、今入る場所と虚空をつなぐメッセージも感じられました。 死者と語らう恐山から、生者がお互いに語らう町へと、バスが徐々に降りて行き、また携帯電話もPWRもつながるようになります。(youtube動画はコチラ)
大湊線で野辺地、そして八戸へと向かう山沿いの線路上で、前の日からのメールをチェックしました。






